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最初の事故は近所のスーパーの駐車場だった
近所のスーパーで買い物を終え、カートに商品を積んで自分の車まであと数メートルというところだった。隣の区画にピックアップトラックが後ろ向きに駐車しようとしていた。私の車が見えなかったのか、そのままぶつかった。
私はすぐにそのトラックのナンバープレートを記録した。次に運転手に免許証を提示させ、名前と免許番号を書き留めた。保険に入っているというので保険会社名も聞いたが、書類は持っていなかった。
「スーパーから警察に電話してください」
そう告げて、私は彼の車のそばを離れなかった。逃げられることを恐れていたからだ。当て逃げの話はよく聞いていた。
冬の雪が降る中、興奮していたせいか寒さは全く感じなかった。やがて警察が来て、パトカーの中で事情を説明した。
後日、友人がその光景を目撃していたと打ち明けた。「万引きでもして捕まったのかと心配した」とジョークを言った。笑えなかった。
この事故以来、スーパーでは入口から遠くても周囲に車が駐車しないような遠くの場所に停めるようになった。
2度目はシカゴの街中で当て逃げされた
シカゴの街中を走っていると、四つ角で巨大なアメ車が突然ぶつかってきた。相手側が止まる義務がある交通標識があることを確認した。複数人が同乗していて、大型のオーディオプレーヤーから耳をつんざくような音量で音楽を流していた。学生のようだった。相手はそのまま逃げた。
こちらは小型車だったため、車は動かなくなった。警察を呼んだが、相手が逃げた以上、非がこちらにないことは明らかだった。私の保険に悪影響が出ることはなく、修理代は自分の保険から出た。
悔しかったのは、ナンバープレートさえ確認できなかったことだ。車に詳しくなく車種も特定できなかった。相手を特定する手がかりが何もなかった。
問題はその後だった。レンタカーを手配して、慣れない車で自宅まで帰る道のりが惨めだった。
不幸中の幸いがひとつ。その日の目的だった日本食の買い出しは、事故の前にすませていた。それだけが救いだった。
3度目は駐車中に当て逃げされた
3度目は駐車している間に当て逃げされた。戻ってきたら車に傷がついていた。
こちらに非はないため保険への影響はなく、修理代も保険から出た。しかしちょうどその頃、ニューヨークへの引っ越しが決まっていた。修理してから買い手を探す時間はなかった。傷も大したことはなかったので、修理をしないことを前提に同じ大学の学生に売却した。
アメリカの保険は成績優秀者に優しい
留学中に加入していた自動車保険には、学業成績が優秀だと割引が適用される制度があった。最初のルームメートの父親から紹介してもらった保険だ。
1学期が終わるたびに成績証明書を提出した。成績次第で割引率が変わり、時には50%引きになったこともある。
3度もぶつけられた経験は散々だったが、保険については損をしなかった。アメリカは成績の良い学生に優しい国だ。



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