写真を見た瞬間
53人目の写真を見た瞬間、何かが違った。今まで段ボール箱いっぱいの写真を見てきたが、初めて胸がときめいた。
ホテルのロビーではなく銀座三越で
週末のホテルのロビーはお見合いをしているカップルばかりだった。今回は雰囲気を変えて、銀座三越の喫茶店を選んだ。
実際に会ってみると、顔も雰囲気も好みだった。そして何より気に入ったのは言葉遣いの丁寧さだった。彼は自分の両親のことを「お父様、お母様」と呼んでいた。
共通点が次々と出てきた
話をするうちに共通点が次々と出てきた。お互いにMacユーザーであること。私がNYにいた時期に彼もNYへ旅行していたこと。そして私たちのご縁は栃木から始まっていた。私の父と彼の母が栃木出身で、「○○家の孫と××家の孫ならいいご縁では」という話になり、独身だった私たちに白羽の矢が立ったのだ。
ちなみに私には5歳年下の妹がいて、年齢的には彼女の方が釣り合うご縁だったかもしれない。しかし妹も留学後に海外で就職しており、その時は日本にいなかった。消去法で私に話が来たとも言える。
両家の最初の反応
しかし最初から順風満帆ではなかった。義理の両親は私のバックグラウンドに難色を示した。米国の大学を卒業しNYの銀行で働いていた経歴に「ウチでお迎えできるお嬢様ではないと思います」とやんわり断りを入れたらしい。
私の両親も「1歳しか違わないので、もっと若いお嬢さんとご縁があるのでは」とお仲人さんに話していたらしい。
彼が私を選んだ理由
彼はアメリカが大好きで、日本人には知名度の低いウィスコンシンも知っていた。NYで働いていたという奇抜な経歴に興味を持ったらしい。今まで会ってきた女性はいわゆるお嬢様で、幼稚園から大学までエスカレーター式の教育を受けた人ばかりだったそうだ。
後から気がついたのだが、彼は変わったもの、奇抜なもの、変なものに異常に惹かれる性格だった。なるほど、そういうことか。
次回予告
クリスマスイブ、広尾のレストランで食事をした後、渋谷まで歩く途中でプロポーズがあったらしい。「らしい」というのは、私がそのプロポーズに気づかなかったからだ。次回はその謎のプロポーズの話をお伝えします。



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