
アメリカの大学を目指した理由は、英語が必要だと強く感じたからだった。
親戚がニューヨークに住んでおり、一時帰国中のいとこたちが英語で自然に会話しているのを聞いて、子どもながらに衝撃を受けた。
当時、単身赴任でアメリカにいた父は「通訳なしでは仕事にならない」と愚痴をこぼしていた。
その様子を見て、「これからは英語ができないと何も始まらない」と強く感じた。
中学・高校でイギリス英語を学んだため、最初はイギリス留学を希望していたが、父の「これからはアメリカの時代だ」という一言で進路は変わった。
こうしてアメリカの大学への進学を目指すことになった。
幸い日本の高校の卒業は3月、アメリカの大学の入学は9月。日本の大学を受験する同級生よりは受験勉強の期間は長かった。
準備は留学エージェントに任せて、英語学習に集中した。エージェント附属の語学学校に毎日通い、TOEFLのスコアを1点でも上げることに必死だった。その結果、TOEFLで620点を取得した。この時はこの合格点に達したスコアが後々大きな問題に発展するとは夢にも思っていなかった。
準備はエージェントに任せられても、大学選びは自分でしなければならない。その選択に際して、私には3つの条件があった。犯罪が少ない田舎であること、日本人が少ないこと、寒い場所であること。ウィスコンシン州かミネソタ州で迷った末、日本人がより少ないウィスコンシン州を選んだ。
