第2章:TOEFL620点が逆効果に!語学学校免除で英語が話せないまま授業へ|留学体験談

語学学校免除の宣告

「語学学校に行く必要はありません。」大学に着いてすぐ、留学生専門のカウンセラーにそう告げられた。TOEFL 620点というスコアなら語学学校に行く必要はなく、最初からアメリカ人の学生と同じ授業を受けられる、という判断だった。

「えっ」と言ったきり、次の言葉が出なかった。情けないことに、英語が話せなかったからである。

TOEFLの落とし穴

当時のTOEFLにはスピーキングのテストがなかった。リスニングが苦手でも、リーディングとライティングの力でスコアを押し上げることが可能だった。聞き取りが苦手でも、全く話せなくても、数字の上では「高得点者」になってしまった。

青ざめた新学期前夜

しかし、現地学生と同じ授業を受けるなど、当時の私には想定外だった。数日後に迫った新学期を前に、青ざめた私にはなすすべもなかった。「どうしよう」眠りの浅い夜が続いた。

今でも、あの時は大学付属の語学学校に行っておくべきだった、と思う。

2026年現在のTOEFLと語学学校免除基準


当時のTOEFLは現在のものとまったく別物だ。

私が受験した頃のTOEFLは550点満点(後に677点満点)のペーパー形式で、スピーキングのテストが存在しなかった。リーディングとライティングの力さえあれば、英語が話せなくても高得点が取れた。それが語学学校免除という皮肉な結果を招いた。

2026年1月21日からTOEFL iBTは新しいスコア体系に移行し、従来の0〜120点満点から1〜6点のバンドスコア方式に変更された。さらにスコアはCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)と直接連動しており、自分の英語レベルを世界基準で確認できるようになった。

現在の試験ではリーディングとリスニングは適応型方式(アダプティブ)で実施され、受験者の解答内容に応じて次の問題の難易度が変わる仕組みになっている。スピーキングも評価対象となっているため、私が経験したような「話せないのに高得点」という状況は起きにくくなっている。
※出典:ETS公式サイト「TOEFLスコアスケールの更新」、J PREP斉藤塾「2026年1月からのTOEFL iBT主な変更点」、Santa公式note(2026年)

TOEFl iBTのお勧めテキストは公式問題集である。→Official Guide to the TOEFL iBT Test

語学学校の免除基準も大学によって異なるが、現在は4技能すべてを評価するため、当時より実態に即した判定が可能になっている。


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