第22章:一人でディズニーに行った話|NYインターン時代にいただいたフロリダ旅行の珍道中

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マンハッタンでの旅行会社でのインターンが終わった後、思いがけないプレゼントをもらった。インターン期間中、会社の社内旅行はフロリダだった。しかし私はインターンだったため、オフィスの電話番として留守番を命じられた。

「フロリダに行けなかった分」と、旅行会社の上司が帰国後に手渡してくれたのは、2人分の航空券、ホテル、ディズニーの入場券、そして食事券だった。インターンへのはなむけとも言える、思いがけない贈り物だった。

一人で先乗り

友人を誘って二人で行くことになったが、無料チケットのため、同じ便には乗れなかった。私が先に出発し、ホテルにチェックインした。友人が到着するのは翌日だった。

つまり、1日目は一人でディズニーに行くことになった。

ディズニー・MGMスタジオへ

向かったのはディズニー・MGMスタジオ(現:ハリウッド・スタジオ)だ。ハリウッドの映画の世界を再現したパークで、アトラクションもショーも充実していた。

一人でパークを歩いていると、あちこちで声をかけられた。「どうして一人なの?」と聞かれるたびに事情を説明すると、みな一様にのけぞるほど驚いた。アメリカでは、ディズニーに一人で来る大人は珍しかったようだ。若く見える東洋人の中でもさらに若く見える私は高校生くらいに見えたのかもしれない。

ウェイトレスが連れてきた同僚

昼食のためレストランに入り、一人でテーブルについた。担当のウェイトレスが「どうして一人なの?」と聞くので、事情を話した。すると彼女は少し待つように言って、休憩中の同僚を連れてきてくれた。

「一緒に食事しましょう」と言って、彼女の同僚がニッコリと笑いながら向かいに座ってくれた。

食事が終わり、私は彼女の食事の代金も払おうとした。しかし「従業員には無料の食事チケットがあるから大丈夫」とやんわり断られた。チップすら受け取らなかった。旅行会社からもらった食事券は、結局一枚も使わなかった。

親子に拾われた午後

午後、アトラクションに並んでいると、隣にいた親子に声をかけられた。夫婦と中学生と高校生の娘二人の四人連れだった。「どうして一人なの?」と聞かれ、またも事情を説明すると、「じゃあ一緒に遊びましょう」と言ってくれた。その後、一日中親子連れと一緒だった。5人になるために、一人が余ることになるが、父親がその役を引き受けてくれた。

そのまま夕食までご馳走になった。食事券は、やはり出番がなかった。

翌日、友人が到着

夕方ホテルに戻り、翌朝友人がようやく到着した。一人で過ごした1日目も悪くはなかったが、友人の顔を見たときはほっとした。

まとめ

フロリダはディズニー以外は怖いイメージがあり、他の場所には足を運ばなかった。でもディズニー・MGMスタジオで過ごした時間は、今も鮮明に覚えている。

見知らぬウェイトレスが休憩中の同僚を連れてきてくれて、見知らぬ親子が夕食までご馳走してくれた。もらっていた食事券は一枚も使わなかった。

本当に夢の国だった。


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