はじめに
私が結婚したのはミレニアム直前だった。2年足らずで54人とお見合いをして、53人目の相手と結婚した。段ボール箱いっぱいの写真と経歴書、お見合いおばさま軍団、鳩居堂の便箋…今思えば笑えるエピソードばかりだ。あれから数十年、令和の結婚事情はどう変わったのだろうか。
当時のお見合い事情
当時の婚活といえばお見合いが主流だった。親戚や知人の紹介、お見合いおばさまと呼ばれる仲介役が活躍していた。
経歴書は自筆で、便箋と封筒は鳩居堂で揃えるのが当然だった。趣味欄に「旅行」と書いたら「遊び人と思われる」と削除させられ、編み物教室に通わされた経験は今でも笑える。自慢ではないが、あれ以来編み物はしたことがない。
お見合いの場はホテルのラウンジが定番で、あちらこちらにお見合いとおぼしきグループがいた。母や親戚が同席することも珍しくなかった。いい大人なのに母親同伴で来る男性もいた。
令和の婚活事情
令和の婚活は様変わりした。こども家庭庁の調査によると、15歳〜39歳の既婚者のうち約4人に1人がマッチングアプリを通じて出会っており、職場や学校を抜いて出会いのきっかけの1位となっている。
スマホ一つで何千人ものプロフィールを閲覧し、気に入った相手にメッセージを送る。当時のお見合いとは全く異なるスタイルだ。マッチングアプリ利用者のうち交際まで発展した割合は53%を超えており、複数回利用者の67%以上が成功を収めている。
変わったこと:
- 出会いの場:お見合いおばさま主導の場所(ホテルのロビーまたは個室)→マッチングアプリ
- 情報の量:段ボール箱の写真→スマホで何千人も閲覧
- スピード:手紙・電話→LINEやメール
- 主導権:親・仲人→本人
変わらないこと:
- 真剣に相手を探す気持ち
- 相手の人柄・価値観を見極める難しさ
- 結婚への不安と期待
まとめ
平成も令和も、結婚相手を探すことの本質は変わらない。私は54人目に諦めかけた頃に53人目の運命の人と出会った。令和の婚活も、諦めずに続けることが大切なのは同じだと思う。
今の時代はマッチングアプリという強力なツールがある。ぜひ活用してほしい。



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