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はじめに:英語が普通だった私がTOEFL620点を取るまで
高校時代、私が得意だったのは現代国語・古文・漢文だった。英語は「普通」、リスニングは明らかに苦手だった。そんな私が、4ヶ月でTOEFL620点を取得し、アメリカの大学に進学した。
今でこそTOEFLはiBT形式に変わり、オンラインで受験できる時代になったが、1980年代当時はPBT(ペーパーベース)形式。参考書も情報も今ほど豊富ではなかった。
この記事では、そんな時代に私が実践したTOEFL勉強法を、当時の記憶とともに振り返る。
TOEFLの勉強を始めたのは高校時代から
留学を決意したのは高校3年生のとき。アメリカの大学の入学は9月のため、日本の受験生より少しだけ準備期間が長かった。
その時間を活かして、高校在学中の夏休みから英語学習をスタートした。
まずは基礎固め。使ったのは高校の教科書とNHK英会話。当時のNHK英会話は今でいうラジオ講座で、毎日の積み重ねが基礎力を底上げしてくれた。
実はこの時期、英語と並行してフランス語も勉強していた。当時の私は大学で芸術の分野を学ぶことを夢見ており、アメリカの大学に慣れたら交換留学生としてフランスの大学で勉強するつもりだった。そのために東京の昴教育研究所でフランス語の個人レッスンを受けていた。
英語もままならないうちからフランス語を、と思われるかもしれないが、若さゆえの無謀さと情熱がそうさせた。結果的にこのフランス語の知識が、大学入学後に思わぬ形で役立つことになる(その話はまた別の記事で)。
留学エージェントを選んだ理由
本格的なTOEFL対策は、大阪にある留学エージェント内の英語の授業で行った。
高校の途中から一人暮らしをしていた私にとって、8月に日本を離れれば当分の間、両親に会えなくなる。だからこそ、最後の数ヶ月は実家のある大阪で両親と過ごしたかった。大阪のエージェントを選んだのは、親孝行の意味もあった。
留学エージェントは新聞広告で見つけた。当時はインターネットもなく、情報収集は新聞・雑誌・口コミが頼りだった。
エージェントでの4ヶ月:4月〜7月
クラス編成と私のポジション
入学時の成績によってクラスが分けられていた。
上のクラスには大学生・大学院生、短期留学経験者、社会人が多く、すでに一定の英語力を持った人たちが集まっていた。私は下のクラスからのスタートだった。
「できない方のクラス」と言われれば聞こえは悪いが、むしろそのくらいの危機感があったからこそ、必死に勉強できたのかもしれない。
授業内容
授業はネイティブ講師によるクラス制。特にリスニング対策に力を入れていた。
- 講師との英語での会話:実際に英語を聞き、反応する訓練
- テープを使ったテスト演習:本番形式に近い問題を繰り返し解く
苦手だったリスニングは、この2つの組み合わせで少しずつ耳が慣れていった。「聞こえなかったものが聞こえるようになる」瞬間は、今でも覚えている。
大学選びから手続きまで
エージェントのもう一つの大きな強みは、留学エージェントとしての機能を持っていたことだ。
大学の選び方、出願書類の準備、手続きの代行まで、すべてサポートしてくれた。おかげで私は英語の勉強に集中することができた。
帰宅後の4時間自習
授業が終わっても、勉強は続いた。毎日帰宅後に約4時間、自習に充てた。使ったのは学校の教材とNHK英会話、TOEFLの問題集。反復と継続、それだけだった。
特別な秘訣はない。ただ毎日やり続けた。
4ヶ月でTOEFL620点
4月にエージェントに入学し、8月に日本を出発するまでの約4ヶ月。その結果がTOEFL620点だった。
リスニングが苦手だった私にとって、これは正直、予想以上のスコアだった。しかしこの「高すぎたスコア」が、渡米後に思わぬ問題を引き起こすことになる。その話は第2章:TOEFL高得点が裏目に!語学学校免除で英語が話せないまま授業へで詳しく書いている。
現在のTOEFL対策へのアドバイス
1980年代と今では試験形式も教材も大きく変わった。現在のTOEFLはiBT形式で、Reading・Listening・Speaking・Writingの4技能が問われる。
私が当時苦労したListeningは、今も多くの受験生の課題だ。
まず手をつけるべきは、TOEFLを作っているETS(Educational Testing Service)の公式テキストだ。出題形式・難易度が本番に最も近く、信頼性が高い。
👉 Official Guide to the TOEFL iBT(Amazon)
まとめ
| 項目 | 内容 |
| 勉強開始時期 | 高校時代の夏休みから |
| 主な学習場所 | 大阪の留学エージェント・自宅 |
| 勉強時間 | 授業+帰宅後4時間 |
| 使用教材 | NHK英会話・エージェントの教材・テープ演習 |
| 勉強期間 | 約4ヶ月(4月〜7月) |
| 結果 | TOEFL 620点 |
リスニングが苦手でも、正しい環境と継続で結果は出る。それが1980年代の私が証明したことだ。
この記事があなたのTOEFL対策の参考になれば幸いです。留学準備の他のエピソードはトップページからご覧いただけます。
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