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ニューヨークを観光するなら、地下鉄は絶対に使いこなしたい交通手段だ。24時間365日動いていて、マンハッタンのほぼすべての観光スポットをカバーしている。私が住んでいた1980-1990年代は落書きだらけで治安も悪く、夜に地下鉄に乗る事はできなかった。その時代に比べれば今の地下鉄は格段に改善されている。慣れてしまえば、タクシーよりもずっと便利で安上がりな移動手段だ。
路線図の読み方
NYの地下鉄は路線が数字(1・2・3など)またはアルファベット(A・C・E・Nなど)で表されている。色分けもされているので、慣れると英語が得意でなくても使いやすい。
マンハッタン内の路線は基本的に南北方向に走っている。東西の移動は地下鉄より路線バスの方が便利だ。観光で使う主要路線は以下の通り。
- 1・2・3線(赤):ウエストサイドを南北に縦断。セントラルパーク西側、タイムズスクエア、チェルシーなど
- 4・5・6線(緑):イーストサイドを南北に縦断。グランドセントラル、ミッドタウン東側、アッパーイーストサイドなど
- A・C・E線(青):ウエストサイドの急行・各停。タイムズスクエア、ワールドトレードセンター(フルトン駅)など
- N・Q・R・W線(黄):タイムズスクエア、5番街、ユニオンスクエアなど
路線図はMTA(ニューヨーク州都市交通局)の公式サイトからPDFをダウンロードして、スマホに入れておくと便利だ。
さらに詳しい観光情報は、地球の歩き方 ニューヨーク 2026-2027などのガイドブックを1冊持っておくと心強い。地下鉄の路線図だけでなく、レストランやショッピング情報もまとまっているので、現地でも重宝する。また、現地でGoogle Mapsを使って路線を調べるには、海外用WiFiがあると安心だ。グローバルWiFiを見てみる
料金と支払い方法
2026年現在、地下鉄の1回乗車料金は3ドル(均一)だ。どこまで乗っても同じ値段というのはありがたい。
OMNYで乗るのが一番簡単
現在のNY地下鉄の主流は、OMNY(オムニー)と呼ばれるタッチ決済システムだ。改札のリーダーに以下のいずれかをタッチするだけで乗れる。
- タッチ決済対応のクレジットカード・デビットカード(Visa、Mastercard、AMEXなど)
- Apple PayまたはGoogle Payを設定したスマートフォン
- OMNYカード(駅の券売機で購入、カード代5ドル)
日本のSuicaやPasmoのような感覚で使えるので、旅行者にとっては最も手軽な方法だ。
乗り放題になる仕組み
OMNYには便利な自動乗り放題機能がある。同じ決済手段で月曜から日曜の7日間に12回乗車すると、それ以降その週は追加料金なしで乗り放題になる。1週間の滞在で毎日地下鉄を使うなら、自然と乗り放題の恩恵を受けられる仕組みだ。
また、地下鉄からバス(またはバスから地下鉄)への乗り換えは、2時間以内なら1回に限り無料になる。
乗り方のステップ
1. ホームを探す
地下鉄の入口は地上に小さな看板と階段がある。緑色の球形の街灯がついている入口は24時間利用可能、黄色は平日昼間のみ利用可能な目印だ。赤は出口専用なので注意しよう。
2. 方向を確認する
ホームはアップタウン(上り・北方向)とダウンタウン(下り・南方向)に分かれていることが多い。階段を降りる前に、自分が行きたい方向のホームかどうかを確認しよう。間違えると反対方向の電車に乗ることになる。
3. 急行と各駅停車に気をつける
同じホームに急行(エクスプレス)と各駅停車(ローカル)が来ることがある。急行は停車駅が少ないので、乗り間違えると目的地を通り過ぎてしまう。電車が来たら必ず行き先と種別を確認すること。
私は東京では何度も乗り換えを間違えるが、マンハッタンでは一度もない。急行に乗るつもりで誤って各駅停車に乗ってしまうと、治安の悪い駅に停車することになる。そんなリスクは冒せない。
4. 車内でのアナウンスに注意
突然、急行が各駅停車に変更になったり、路線が変更になることがある。車内アナウンスが入るが、聞き取りにくいこともある。周りの乗客がどやどやと降り始めたら何かあったサインだ。慌てずに周囲の様子を見て、分からなければ他の乗客に聞いてみよう。に変更になったり、路線が変更になることがある。車内アナウンスが入るが、聞き取りにくいこともある。周りの乗客がどやどやと降り始めたら何かあったサインだ。慌てずに周囲の様子を見て、分からなければ他の乗客に聞いてみよう。
観光に使えるコラム④のルートで使う路線
コラム④ マンハッタンを1日で回るモデルコース|元NY在住者が教えるリアルな歩き方で紹介したルートでは以下の路線が活躍する。
- セントラルパーク周辺 → タイムズスクエア:B・C線(59丁目駅)からタイムズスクエア駅へ
- ミッドタウン → チャイナタウン:N・Q・R・W線(タイムズスクエア駅)からキャナル駅へ
- チャイナタウン → ウォール街:4・5線(フルトン駅)またはJ・Z線(ブロードウェイ・ナッソー駅)
注意点
治安について
1980年-1990年代と比べれば格段に改善されたとはいえ、油断は禁物だ。
- 夜(午後9時以降)は避けるか、タクシーやUberを使う
- 乗車する際は人の多い車両を選ぶ
- ホームの端に立たない(柵がないため危険)
- スマートフォンを見ながらホームを歩かない
- 見るからに観光客と分かる格好・行動は控える
私が住んでいた頃、同僚の日本人がドア付近に立っているとネックレスをひったくられそのまま降りられてしまった。今はあの頃より安全だが、基本的な注意は怠らないようにしたい。
日本との違い
- 時刻表がない(平日昼間は10〜15分間隔、深夜は20分間隔が目安)。
- ラッシュ時でも日本のように「詰めて乗る」文化はない。無理に押すと嫌がられる。
- ホームに落下防止の柵がない。
- 駅にトイレはほぼない。観光スポットやレストランで済ませておくこと。
まとめ
NYの地下鉄は、最初は複雑に見えるが、南北に走る路線という基本を押さえれば意外とシンプルだ。支払いはクレジットカードのタッチ決済だけで完結するので、日本から特別な準備をしなくてもすぐに使える。
地下鉄に乗りこなせると、NYの移動が一気に自由になる。ぜひ怖がらずに使ってみてほしい。
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